La Brezza Italiana !!
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中世の風情と若者の街、Bologna
ここは歩かなければ雰囲気はわからないだろう。多くの散策客が訪れる。

(novembre, 2002 5 slides) 

 ボローニャ大学を訪れて、サン・ルカ教会への道筋を地図で調べていると、一人の日本人女性が話しかけてきた。「何をお探しですか?」バスの停留所を探していることを告げ、教えていただいた。

 「今はイタリア語の勉強に滞在しているが、モザイク製作の勉強にラベンナへ早く行きたい」と語っていた素敵なお嬢さんであった。こうした日本人を見つけるとうれしくなるのはなぜだろうか?
 ミラノとフィレンツェの途中に大学の街、ボローニャ。フィレンツェからは特急で60分程度の距離だ。駅はさほど大きくはないが、外に出るとバス、車も多いし、乗降客が結構多い。

 この街はportico(ポルティコ)という回廊が有名である。今で言えばアーケードだが、他の都市が廃止を進めたのに対して保存を奨励した結果いたる所に残され、歩く人には格好の雨よけである。

 歩き始めて気がつくことは若者が多いことである。そのはず、ボローニャは大学の街、世界最古のボローニャ大学がある。駅からは向かって一直線に約20分歩くと市庁舎前広場に着く。

 この一角には古い教会、そして初めて人間を解剖した手術室のある旧ボローニャ大学がある。左手に折れて、しばらく先へ進み、さらに左に折れると現在のボローニャ大学があるが、街の一角のためわかりにくい。壁の表示を良く見ていくと良い。各部の教室の名称が書いてある。

 大学へ行く途中に斜塔がある。ピサの斜塔ほどではないが、小さいから余計に傾斜が激しく見える。

 サン・ルカ教会は市外の丘の上にある。中心部からは公共バスで行き、途中からマイクロバスに乗り換える必要がある。行った日は休日のためマイクロバスがなく、山の中腹まで歩いて行ったが、「まだここから4Kmあるよ」とおじさんが言うため、帰りの列車の時刻もあり、あきらめて帰った。

 中腹からは夕日を背にサン・ルカ教会のシルエットが美しかった。また、遠くに見えるボローニャの街並みも温かく感じた。
 
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