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トリノのランドマークは広場である。駅前のカルロ・フリーチェ広場、カステッロ広場、そしてこのサンカルロ広場である。この広場には、初代統一イタリアの国王、エメヌエーレ・フィリベルとの騎馬像がある。サンタ・クリスティーナ教会とサン・カルロ教会が仲良く並んでいるのは不思議な光景である。 街を歩く人たち、特にご婦人方はとても姿が美しい。欧州、とりわけフランス人の混血が多いせいであろうか?争いごとも粋な遺産を残す物である。ご婦人は、マダーマとよばれるそうである。もちろん、日本人も。トリネーゼ達の装いは楽しい。 |
ただ、広場とは言え、今はあたかも市内駐車場と化し、所狭しと車が駐車してあるのは残念だ。広場の周囲にはいろいろなお店が建ち並んでいる。米国のテロの影響を受けて、ここでは多くの警官と兵士が角角に立っていた。 駅に向かっていけば、ブランドのお店が建ち並ぶローマ通り、王宮に向かえばカステッロ広場に着く。グランドのお店は、ルイ・ヴィトン、カルティエ、エルメス、フェラガモ、マックス・マーラなどがあるが、ミラノで入手できなかったものがここで買えることがあるようだ。ハンフリー・ボガードが愛用した帽子、ボルサリーノ社もここに発する。道行く人は、とってもおしゃれである。 |