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ジェノヴァ寄りから村を並べると、モンテロッソ・アル・マーレ、ヴェルナッツァ、コルニーリア、マナローラ、リオマッジョーレの5つ、それぞれがとても小さな街で、海岸にへばりつくようで可愛く美しい。是非、一度は訪れてみたいところ、お勧めである。
(aprile, 2002 5 slides) 我々は4月末から5月にかけてのポンテと呼ばれるイタリアの連休を利用して、我がManuelaさんと車で遠出をすることにした。Italain
Windの事務所?があるコモからリグーリアへはいくつかのルートがあるが、いずれも400KM、約5時間はかかる道のりである。
列車でも乗り換えが多くあまり変わらない。この季節、コモは涼しいが南に下るに従って暑くなってくる。車の窓越しの光は肌を刺すようだ。どちらを選ぶか考えた方が良い。しかし、後の行動を考えると自信があれば車の方がよかろう。 |
チンクエテッレを堪能しようとすると何泊かするのが賢明だ。我々は、フィレンツェの健太郎君、信輝君に会いに行く予定があったり、3泊しても大変だった。フィレンツェ往復は雹が降ったりして列車が遅れ、予定外の行動が増えてこともあったから。 宿泊はアグリツーリズモのVillanova@Levanto、欧州の客を泊めるようで、ほとんどホテルシステムだが、サービスが少し悪いと思ったらよい。もっとも、フィレンツェ帰路の列車トラブルでは門のシャットアウトをくらい、おまけに管理人が捕まらない状態で困った。門をたたき壊して入ろうかと思ったくらいだ。農家が勝手にシステムを作っている。日本並のサービスを思っているととんでもないことになる。 モンテロッソ・アル・マーレまでは、車でも30分ほどかかる。有名な観光地ではあるが、狭い海岸にへばりつつくように街があるので、駐車場は大変な混雑である。とにかく、車を駐車場に押し込んで、さぁ、歩き始める。 目標は次の小さな街、ヴェルナッツァである。しかし、これは日本で言えば丁度段々畑のようなオリーブ畑の中の曲がりくねった道を約3時間ほど歩く。燦々とした光の元、とにかく暑くなって順番に上着を脱ぎ、「カモーン」とアメリカ人のお母さんが遠慮することはない、脱げ脱げと活を入れてくれ、長袖のシャツを腕まくりする姿になった。 途中、狭い山道を行く。下の海を覗くと腰が引けてくるような絶壁がある。しかし、その海は海底が透き通って見えるほど美しく、光を反射して輝く姿は、それは美しく感じられる。自然がこれほどにピュアな形で美しく存在できることは、もはや驚異である。世界遺産に登録されて当然の自然だ。 筆舌に尽くしがたいものを沢山感じた。この海岸を観光地だけにしてしまうのはおしい。雄大で美しい海と山、植物のアンサンブルな自然とふれあえる場所として、大切にしてもらいたいと思う。 |
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