|
|||
2001年10月、コモを訪れたときは雨だった。コモ湖は煙る中に静かに眠るようだった。ホテルのヴィッラ・フローリからコモ湖を望むと、旧市街が煙の中に浮かぶように霞んでいる。当然、アルプスは見えない。湖面を打つ雨音があたりの騒音を消し去り、むしろ自然の中に包まれているように感じた。
夕方、雨脚が緩んできたのでカボール広場まで車を走らせバールで夕食を取る。休日のために多くの店は閉まっていたが、広場前の店が開いていた。そうそう、始めてコモを訪れたときはこの広場は大雨で水没していた。今回はそれほどではないが、一部が死没し始めていた。 軽く食べて、帰りのバスを探すがすでに終わっている。FSの駅まで戻り、翌日の列車の予約を入れて、タクシーを待つ。サッカーの試合があったのか、旗を持った若者たちがたむろして待っていた。数十分待ってタクシーに乗ると、運転手が米国のアフガン空爆が始まったとたんたんと教えてくれた。 コモへはミラノからバスまたは列車で約40分、列車は丘陵地帯をゆっくりと走り抜けていく。 では、旅をするような気分でコモの写真集もお楽しみいただきたい。 コモの地図はこちらからどうぞ。それから、Manuela通信コモはこちらから、また、Carnevaleはこちらからどうぞ! |
(ottobre, 2001 4 slides) |
||
|
このページに関する御問合せは、noripieまで。Copyright. Noripie All rights reserved.