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コモのあるロンバルディア州(州都はミラノ)は、商・工業の発達した豊かな州である。 北側は、アルプスの山々と、その麓の湖水の数々、これらの湖からの水はやがて南の州境から東に向かうポー川の注ぐ。 流域に広がる中部の平原地帯、春先には早苗が伸びた田園風景が広がる。ミラノだけではなく州内に点在するブレーシャ、マントヴァ、ベルガモ、クレモナなどの美しい街が多い。 コモは大昔から人がすみ、インスブリ族によって建てられたと街といわれる。 古代ローマ人の植民地になって、その地理的な戦略的重要性から栄えた。 現在、コモの人口は86000人、活動的な商工業の街で、 特に世界的にシルク産業の中心として知られている。美術的な建築物や芸 術も数多く見られる。 数百年の工事によって完成したドォーモ寺院(1396ー1740)は街の中でも 最も目立つ建物である。 寺院の正面は1455に完成され、その翼廊は17世紀の 作で、円蓋は巨匠ユヴェーラの設計によって建設された。ファサードの大部分と 側面の玄関の装飾は、ロダーリ兄弟による15ー16世紀の作品である。 大聖堂の長さは87メートル、そして円蓋の 高さは78メートルもある。 コモへはミラノからバスまたは列車で約40分、列車は丘陵地帯をゆっくりと走り抜けていく。 では、旅をするような気分でコモの写真集もお楽しみいただきたい。 コモの地図はこちらからどうぞ。それから、Manuela通信コモはこちらから、また、Carnevaleはこちらからどうぞ! |
ミラノ・マルペンサに到着してすぐにバスでコモに向かう。 シーズンオフのため乗客は我々を含めて6人しか乗っていない。 夜の高速道路をバスはスイスイと走り、高速約50分で街の中心カブー ル広場に着く。 夜8時半にホテルに着、囲まれた山肌の家々にともる灯がきれいだ。 この土地の空気の清浄さを想像させる。 ホテルはカブール広場前のバルケッタ・エクセルシオール・ホテル、 部屋も広く、様々な機能を備えた快適なホテルである。 翌朝、7時からホテルのレストで朝食、まだあたりは薄くらい。 窓から見える景色や山が徐々に明るくなっていく。 朝日が登るに従ってモノトーン・カラーからから、 まるで映画の白黒の画面が総天然色に変わっていく様だった。 |
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