La Brezza Italiana !!
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Gagliano Leuca

南端のイオニア海とアドリア海の分岐点に見せられてSud-Esto線で2時間かけて行くことにした。別項でも書いたように異常気象で5月なのに気温は35度を連日越えているが、車両はクーラーが入っていない。だから往復4時間の旅行は決意がいった。おまけに乗換駅を間違えて遠回りすることとなり、悪い予感がした。延々とオリーブ畑の中を走りつづけ、街らしき景色は一向に見えてこず、少ない乗客は途中駅で降りていき、とうとう我々だけになった。あと20分くらいで着こうかと言うときに車掌がやってきた。ルートを間違えていると指摘してきた。しかたがない。我々が間違えたのだ。車内で案内はあるが、ぶっきらぼうで解り難い。だから旅行客はそれぞれ質問させられるはめになる。車掌は、ガリアーノは静かな街で何もないよ、話し掛けてきた。それでもレストランくらいはあるだろうと思った。少し行けば海水浴場があるという。東洋人は区別しがたいが、日本人であることはわかる。中国人や韓国人は働いているが、日本人は旅行しているというのだ。そうかもしれない。こんな田舎まで来て働く日本人はいまい。

さて、駅に着くと案内がなにもない。タクシーもいない。通りがかりのシニョーラに海岸はどちらかと聞くとぶっきらぼうに指で指す。とりあえず歩き出したが一向に海の気配がない。灼熱といったほうが良い強い陽射しには参った。通りがかりの女性の学生らしき人に海はと聞くと歩いてがとても無理、1時間以上かかるだろうという。では、近くにレストランはないかと聞くと、2Kmほどいったところにあるという。また歩き始めたが、暑さはすでに危険な状態だった。引き返そうと思った時、ガソリンスタンド脇に小さなバールを見つけ命拾いした。ピザと水で生き返った。駅への帰路、日影をつたうようにして歩き、教会を見つけて涼を取った。石造りの小さな教会はそれず涼しい。とにかく、この暑さから開放されるべく本数の少ない列車を待って早々に帰路に着く。復路はアドリア海側を走ったが、こちらもオリーブ畑がばかりは変わりないが駅ごとに大きな街があった。沿線に海が見えるのでまだ、涼しげであった。というわけで写真は1枚もとらず終いだった。

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