野外のダンス
夏の風物詩の写真を撮ろうと野外ダンス場にカメラ持って行った。 カーニヴァルのときあとから写真を見て愕然とした経験から 若い人ばかりを狙ってシャッターをきった。 カーニヴァル時の ミュージックホールはまるで老人ホームの娯楽室 といった様相に撮れていた。あんまりダ。自主的に没にした。 それで、若そうなのばかり狙った、「写してくれ」と群がってくる じじいばばあを外したのだけれど、さて再生してみると 若いはずの被写体がけっこう年食ってくたびれたものだったり する現実にがっくり、落ち込んでしまった。再び没。 何処へ出かけても、老人パワーはすごい。それだけ社会が 老齢化してきている、と認識させられるこのごろです。 イタリアにはあちこちにダンスホールがあって、ディスコと共存。 15-6歳から30前までは主としてディスコ、どちらかというと 年配層で持ってるのが Sala da ballo (ダンスホール)。 社交ダンスは昔、今ほど娯楽が無かった時代のデートの手段だったし、 親から子供に教え伝えられてきた。何かのパーティには音楽が鳴って ダンスが始まる。 | 結婚式の披露宴もダンスで幕を閉じる。ダンスが出来ないと 言っていたら、イタリアの生活でワインが飲めませんと 言っているような感じになる。 夏は全ての地域のお祭りが野外で催される、もちろんダンス。 公園、公民館の庭、市所有化のかつての誰かの別荘の庭園、 ダンス用のフロアーが備わっている。無ければ仮設される。 バンドやオーケストラも参加。 イタリアの三大種目はウィナーワルツ、マズルカ、ポルカ。 これにワルツ、タンゴ、フォックストロットが加わり、 ラテン5種、モダン5種、カリブ、ブギ、ロック、などなど。 盆踊りのイタリア版ですね。 幼児から社交ダンスをやり始めるのも多く、ダンス教室は 4歳から100歳まで盛ん、イギリスのように、子供たちも ダンス競技に参加、奴らの覚えるのの早いこと、上手なこと。 その鴨たちが野外ダンス場にお母さんたちにおつき合いで やってきました。(よかった)写真撮らせてくれる? ありがとう、彼のほうはダンスシューズ履いていましたが 彼女はサンダルに普段着、いいでしょう。パチリ! |