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Da Como in Italy, Ochetta!


Ochetta

Manuレポ「隣のおばさんの書」(Ochetta)ーー追補版(Giugno 27, 2001)

Manuレポ特別編「隣のおばさんの書」(Ochetta)、感動的な出会いと一人旅ハウツーをどうぞ! あなたもできるよ、自信がもてる!、イタリア一人旅!

【序章ー嵐のまえぶれ編】


(序章の序章)

最後の1匹(人間です)が明日、Malpensa に着く、飾磨の隣の人
スライドショウと動画をここに居る間に覚えるんだって。
でも、かつてタイプもワープロも見たことがない人だったのを
いきなりPCを買わせて、私はローマ字の打ち方から教えた。

今PCがおもちゃになってる。約一月、覚えて帰ると思いますよ。
教えることは学ぶこと、は全くそのとうりだと思っています。

さて、読者のみなさんには事情がおわかりにならない。
ちょっと「隣のおばさん」の到着から一人旅の体験レポートします。
読み終わったらきっと元気になってイタリア一人旅したくなりますよ。
彼女は、昨秋に続きまた突然増水したコモ湖からの旅立ちです。

(序章の始まり)

飾磨の隣のおばさんがやってきて1週間経ちました。
簡単だったぁ、とハイになって到着、
おんぶにだっこ の団体旅行を離れて一人立ちしたはずが

「何処へゆけばいい?」 「何をやって過ごせばいいのよ?」と
私がどこかへ案内もしてくれない、
どこへ行くったらよいか教えてくれない、どうしたらよいか
教えてくれない、と不満を漏らし始めた。

何してよいかわからなんだら、何もせんでよろしい、
どこへ行ってよいかわからなんだら、行かんでよろしい、
との私の普段の答えが彼女を傷つけているんだって。

「ミラノへ行きたい、どうやって行くの?」
「電車に乗って。」の答えではなく、駅まで連れてって
切符を買って、電車に乗せてほしい、そして
「ジョーに電話して駅まで迎えにきてもろてー」

これが彼女式考え方。いじわるのし甲斐があるわよまったく。
マヌがいるから安心、楽しく過ごせるとみんなに言われてきたみたい。

「最後の晩餐、早くから予約がいるらしいよ。」と彼女。
「そういえば、ジョーもそんなこと言ってたっけ。」と私。
すかさず、「ジョーにまかそう、はよ電話して予約してもろて。」
とぬかしやがった。(いえ、おっしゃった!)
「ジョーさまに会ったとき頭をさげて、予約のしかたを教えて
いただけませんか。と訊くのが普通のやりかたではなかろか。」と
言ってやったら、数秒考えて、そうやね、と言ったわ。

【序章ー旅立ち編】

(序章のドラマティックな展開)

「Villa d'Este に泊まりたいから予約して。」の返事が
「行って予約してみたらどう?」だった。
「遊覧船に乗りたい。」と言ったら
「じゃあ乗ったら。」と言い返されると
気づいたおばさんは一人で歩いて船着場へ時間など調べに行った。

次の日、船に乗りにでかけ、Cernobbio で下船し、
Villa d'Este へ入りこみ、フロントと交渉して、
次の日の予約をとりつけ、高らかに凱旋し、
一晩泊まりにでかけ、大満足で帰宅した。
ほらね、恥じも外聞もなく、やる気になれば、もともと
ブティック4軒築きあげたやり手、何でもできるんだ。

ところがこのおばさん、手を汚すのがイヤみたいで、
何か大きな勘違いしてるみたい。まぁいいか。

お掃除とお料理やったことがないから、と公言し
我が家で鎮座しているだけでは、
飯にもありつけないことを理解したみたい。

手伝う振りをしていているだけでは、いつまでたっても
エサ(いや食事)の用意ができない、私は持久戦得意中の得意。
いじわるマヌと呼ばれてる所以です。
結果二人でご馳走いっぱいつくって毎食パーティやっています。

土日、は精一杯遊んでやりましたけど。(犬みたい)
ミラノ勢に泣きついたのだけど、全く効き目なしで、
相手にしてくれるのは、口答えしない子分ができたと喜ぶヒルダだけで、
おばさんはついに立ち上がった。

タイムテーブルを買ってきて、列車を調べて
今朝、突然、フィレンツェに行くから、すみませんけど
リコンファームと最後の晩餐の予約の電話だけしといてください。......
やっと人にモノを頼む口の利き方を覚えたみたい、で昼前に消えた。
今電話があって、今ベニスに着いたという。まぁいいでしょう。
気まぐれは一人旅の醍醐味だ。

私たち犬猿の仲ではないですよ、キツネとたぬきの化かしあい。
このおばさんと私、わがままなところ、先走りするところ、
イニシアティヴを握りたがるところ、悪乗りするところなどそっくりで、
まるで自分の性格の悪さを鏡でみているような錯覚に陥ります。

故に、なんとなく気が合って、腐れ縁だと言いながら付き合っています。
こいつを仕込んで一緒に何かをやらかすですって?
その時には、お茶くみ、だけですねー。

(序章の最後)

ところで最後の晩餐の予約電話をしました。簡単で合理的
私は大昔、修復前に見ただけなので
ついでに行こうかなと考えてたけど、
予約が簡単なので、一人で他日に行くことにします。
(意識の再結晶を意識して。)

希望日時を言って、OKなら予約番号を読み上げてくれます。
これを書きとめて、時間どうり切符売り場へ出かけ、切符を買う。
30分後に入館です。

あなた方はもうご覧になりましたか?

(序章から旅立ち)

おばさんから一昨日電話があった。
「今どこにいるの?」  「Padova.」感激の響きのある声。
あまり出っぱなしだと疲れるから、一度帰ってから出直したらどない? 
洗濯物もあるだろうし。
で、土曜か日曜に帰ることになった。
さぁ、執筆依頼をどのように切り出すか。


【おばさんの書:本編に入る前に】


(感動の第一章まえがき)

おばさんは独立一人旅から自信をつけて帰宅、
物言わぬ5日間の反動で、寝る寸前までしゃべりっぱなしだった。
そういうことを書き留めて、おばさんの初めての一人旅として紹介したい、
と言ったら、彼女は「おばさん」は気に入らぬと言ったわ、
予定の反応、おばさんだからこそ、新鮮、
ヤングだったらありふれて誰も読まないわよ。

ちょうどあなた方お二人よりのメールが届いて
それを見せながらsituation を説明したら「おことわり!」と申されたわ。
「そうか、参加してくれないか、しかたがない、
私たちで育てあげよう。

これはアナタではなく、一人のidentity の創作だから、
アナタ無しでもなし得る、ただアナタが参加してくれたらよいのに、
と考えただけ...」ということを説明したら、あっさり乗ってきた。

今日は朝から、執筆やらねば、と張り切っていたよ。
書く、というので、何でも書いて自由に、
妹たち宛てにメールを書くかたちで書いてもいいよ、と言った
ら、いいやぁ、Hiroさんにメールを書くんや。とのたもうた。

さて、ここからが本番です!

【「おばさんの書」:本編(著作権は隣のおばさん)】



(「おばさんの書」第一章:秘めた決意!)

イタリアで遊ぼう!といつも甘いメールの誘惑にとびついて
やってきましたコモの町、
税関出られるかしら?と心配で、心配で.....なんて取り越し苦労....
税関なんてあったのかしら?

ヤレヤレ、第一関門突破、さあこれから毎日楽しい町への旅行が
待っている心弾ませコモの町、着いた日から汗と涙のオンパレード
バラ色なんてどんな色、あそこに行きたいここも見たい
ハイハイと秘書の一人もいる様な気持ちで着いたところは
愛のムチ まるでまな板の鯉じゃーない

遠い日本で家族の者は
一人異国でこんな試練が待っているとはつゆ知らず
ホテルの予約、チケットの手配全て一人でやりなはれ、
ああこわい、おそろしや!
でも仕方ないやらねばここに来た価値もない

さあ出発
チケット予約 数字が通じない。
ああそうだメモに書こう....万歳うまく買えた。

ホテルの予約
英会話のガイドブック片手に
Excuse me, but と言った所で通じない。

本を見せて、身振り手振り
明日(tomorrow)と言ってるつもりがyesterday と言ってる。
ふと我にかえってsorry、やっと通じてハイOK

第3関所なんとか通過
明日からどんな試練が待っているやら.....

女は度胸と愛嬌
明日は明日の風が吹く。

【おばさんの書:本編(ハウツー)】


(「おばさんの書」第二章:感動再び編)

一人旅、スゴイわね!
大丈夫? 頑張って!
そう貴女は色々心配してくれましたネ。
私も不安で...不安で...。

でも大丈夫! とっても簡単。
海外旅行を特別な事って考えない事!

日本でいつもやってる事が少し方法が違うだけの事!
そして言葉の壁にまず後ずさり....
でもそんな事心配御無用、とってもイージィよ!

自分の行きたい気持ちと行きたい所
パスポート、チケットがあれば(そう少しのお金)どこにだっていけるぞ!

日本の習慣は全部忘れる事ネ。郷に入れば郷に従えね。
まずヴェネツィア体験記、メモを頼りにスイスイスイ!

チケットの購入

 VENEZIA   12:55 1 (uno)  
 
このメモを窓口にわたす。

ホテルの予約   Vorrei prenotare una camera.

人に尋ねる時S.Marco(これはサンマルコのみ!)
   
   聞く人をよくみてね!(そしてメモにできれば何番地の数字を書く。)←?

 みんなメモに記入して相手に渡せば全てOK!
 さあ、あなたもやってみて!

私の気をつけていた点は

 1)チケットの購入は早めに駅に行く。色々な国の人びとがいて
   その人達もうろうろ、チケット購入に時間がかかる。
 2)ホテルの予約 出来れば午前中から〜3時頃迄にすませる。
 3)人に尋ねる時 尋ねる相手をまずチェック
   (駅員、おまわりさん、地元の年配の人)

それから必ず、メモ用紙、筆記具、地図、時刻表、トラベルガイド
(地球の歩き方)、いきなり通じる英会話(簡単なもの)
(これも自分より、相手にみせるために必要ね)はすぐに出せる様にしておく事。



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【おばさんの書:本編(出会いと疲れ)】

(「おばさんの書」第三章:感動疲れ編)

 一週間て短いですねー. 

 先週はスイスのルガーノとフォクスタウンの視察に
 又ジェノバにミラノ探訪と、とってもとても
 ワーワーワーが数えきれない日々でした。

 ルガーノでは市内観光電車に乗り 
 東京に行って居たと言う案内のお兄さんに
 日本語で説明して貰いビップおばさんして来ました。

 又ジェノバでは驚かないでね! どこで雨露を凌いだと思う?!...
 初体験 ユースホステルに宿をとり、
 そう! 会員にもなってきましたよ!

 ひょっとして 私って語学の達人? と錯覚し
 意気揚揚と、コモのManu邸に帰って来ました。 

 いよいよ最後の晩餐の鑑賞です。
 美味しいものは最後に...というワクワク気分でいってきました。

 そこで素敵なおばさんに出会いました。 感激の握手!
 ツアーで来られ 日本で予約 午後より自由時間をとり、
 ツアーの人達に羨ましがられ、はたまた羨望のまなざしに見送られ、
 エクスキュウズミーを連発し、
 ドウモから 此処まで来られたとのこと!
 拍手、拍手、拍手ぅ〜の大喝采です。 

 色々一杯、お話、山ほどあるけれど
 思いと頭の回転がうまくかみ合わない? 
 Manuマヌさん曰く「(それがホンマのおばさんでっせ」 と...

 そんな言葉にめげていてはオバサン稼業はつとまりません。
 ええーい!、続きは次回にまわしましょう!
 ちょっと 好奇心痛れ、感動痛れ!!(注:「疲れ」の誤記  
 では アルベゼーチ! (Arrivedelciはこう聞こえるのだ!)

                  Ochetta 記

 Manuレポ追記:

 さてさて「ワーワー」の感動疲れは良いとして、
 帰りの飛行機で熟睡し、
 日本に降り立つ瞬間に
 イタリアで築いたものが崩れ去る、

 そんなものだ.....
 忘れないでほしいが....


ちょっとだけ

  • あれ?
  • ヴェローナのRoman Arena と...
  • これ、なんだっけ??

近 況

  • 自信ついたよ。
  • 大丈夫!・・・
  • 一人で行けるって!
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【おばさんの書:終章】



終章:大師範のメール( 達者でおますが...!)


(メール:その1)

夜な夜な飲みほうけ、しばらくメールから遠ざかっておりやした。
なになに、Ochettaをmanuレポ第二のゲストに迎えてもらえるてか?

なんと文才の横にすえていただけるなんて。
うれしいことを言ってくれるじゃありませんか。
OK、OK、大OKでおまっせ。早よ返事せなあかんで。
ほな、これで、よろしゅうに。   ---大師範

(メール:その2)

おひさしぶりでおますなー。
メールの返事はいつの間にやら大師範が担当になっておるそうで。

あちとら詩吟の予選はあるは、アホの5人の守はせにゃならんし、
ちょっとほっときゃ(うちの嫁さん)うるさいし。
おちおち酒もゆっくり飲めやおへんがなもし。

いやいや冗談、冗談。
遅うなって堪忍でおます。

しかし、それにしてもマヌエラ女史にochetta女史、
どちら様も、いやはや、承知はしておりやしたが、文才でおますなー。

尊敬、尊敬、いや尊厳の至りでおます!
ochettaはんはこれでエロウ自信つけてしもうたみたいやから
帰ってきたら、しゃべりまくるやろうな。
おー、クワバラ、クワバラ。
ホルモン食ってしっかり体力つけとこう。  

Manu様へ

「料理に洗濯、お掃除と、よく気がつき、こまめに動き、
主と客とはしっかりわきまえて、あまり人様には面倒をかけぬように!」と、
何十年前から、して、みせて、言うて聴かせて誉めても見たが、
なぜか効果がなくて今日に至り、
マヌエラ様にゃ「申し訳のうて申し訳のうて」と言うて、
肉親二人がハラハラしておりやすので、勘弁してやってつかあさい。

よろしゅうにお頼み申しやす。
では、ごきげんよう

追伸:土産話もええが、ほんまの土産もええと思うで。ほならな。


Manuレポあとがき:
大師範は姫路の田舎にお住まい、炭焼き小屋を改造した
囲炉裏端酒盛り場を作って楽しんでおられます。

Ochetta
Background music「桜並木に風が吹く」 by  Copyright (C) Sat
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