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ミラノのトランジットでナポリ空港へ、空港からはタクシーで約10分程度、宿泊のナポリ中央駅前のホテルに着く。メータと若干のチップを払おうとすると足らないと言う。高速道路の料金が加わると要求しているらしい。まあ、いいかと支払う。考えてみれば、イタリアの高速道路の料金は日本と異なり、年間で一定額を納めて都度払うことはない。それもきわめて安価である。変だなんと思ったが、疑えばキリがない。
到着したときは飛行機の遅れもあって、すでに22時をまわっていた。それでも駅前はバスやタクシーが頻繁に発着して騒々しい。これが昼間だったらもっとすごい騒音とすぐに想像できる。イタリアの繁華街はどこでもそうだが、露天商が店を出している。怪しげな土産物を道路に敷物をおいて売っている。この日は雨模様で店じまいの様子だった。
ホテルは三ツ星のコボール、かなり古い建物でエレベータのドアは旧式の両開きで、網の中を昇降するので動きが見える。部屋のバスはシャワーのみ、夏は暑いだろうと思うが、これでいいのだろうか。ともあれ、ここはトランジット、時差ボケを少しでも解消しておくために早いところ床につく。その前に、胃は日本時間の朝を感じて空腹を訴えている。ミラノ空港でManuさんからいただいたお弁当をいただく。これがおいしい!後で聞けば、それはササニシキのおにぎりだった。
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翌朝はのんびりと出ようと思っていた。サレルノからアマルフィへいくのだが、念のため早朝に駅に行き、列車を確認にいくと、なんと8:50以降はストライキで動くかどうかわからないと言う。あわててホテルに戻り荷造りをして、朝食もスキップして列車に乗る。荷物を載せるのを手伝ってくれる親切な駅員と思いきやちゃんとチップを要求するプロ、列車のコンパートメントに乗り込んできて、朝のコーヒー、水を買えとばかりに目の前に座る老人の売り子、その出会いが旅の始まりであった。 (22, aprile,2001 4 slides) |
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