La Brezza Italiana !!
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トップ・ページへ旧市街ヌラーゲGrottaサッサリ

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AlgheroのNuraghe Palmavera
 ヌラーゲは紀元前11世紀頃に作られた石塁兼住居で、島内には7000個所の遺跡があるという。アルゲーロ近郊のヌラーゲ・パルマヴェラはアルゲーロの市民広場からPorto Conte行バスに乗って約20分程度だが、バス停は無いので降ろしてくれと言う必要がある。ホテルで聞いておけば良い。少々のイタリア語は必要。さらに、そこから歩いて約20分、小さな遺跡がある。

 ぼんやり見ていればなんてことはない遺跡だ。しかし、紀元前の世界において、こうした石を円筒に積み上げて、さらに円錐の木造の屋根を作る技術は驚きだ。なおかつ、ここは生活の場でもあり、戦争の防衛基地でもあり、島内に7000以上の遺跡が残る。シチリア島が古代より交易の交差点として栄えたのと異なり、島の豊かさを巡り、争いが絶えなかったのであろうか?

 ヌラーゲは島のシンボルのような存在となっている。それは様々な侵略を受けながら、決して征服されることの無かった不屈の島民のシンボルとなっている。異民族に屈しないサルデーニャの人たちのもう一つの顔である。

 その不屈の精神は、イタリア共産党の理論的な中心人物グラムシノーベル文学賞に輝いたグラツィア・デレッタ(1926)などの優秀な人を、イタラア本土へ送り出している。サルデーニャの独自の文化を、イタリア本土から守ろうとしていたのかも知れない。

 Nuraghe Bonassaiやnecropoli di Anghelu Rujuなどの遺跡もあるが、バスでは行きにくいので車をチャータするか、レンタカーを借りるしかない。
紀元前1100年の石塁遺跡

(maggio, 2002 5 slides) 

   Le Bombardeに入る道の側でバスを待つ。しばらく朝からあがっていた雨が降り出しそうだった。人なつっこい犬がやってきた。実は、この犬その前から付いてきていた。我々が止まると止まり、歩くと付いてくる。バス街の間に、この犬、眠りこけてしまった。黒い毛並みの良い犬だった。自宅に残してきた愛犬を思い出さずにはいられなかった。 


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