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ウンブリア州の州都、ペルージャはローマから列車で2時間半、駅から車で10分の小高い山上に旧市街がある。どうしてこんな山上にローマ時代から栄えた街があるのか不思議に思える。それも建物は斜面にそって階段状に建っている。だから山全体が建物で覆われている印象だ。 ここには外国人大学と言う学府があり、イタリア語とイタリアの文化、歴史、音楽などを教え、常に5000人の学生が学ぶ。かの須賀敦子もここで学んだ。そのせいか、異国の人間を自然に受け入れる雰囲気を感じる。 宿泊したアパートCasa Vacanze Signaは旧市街の東の町外れにある。そこから西に下って交差点を過ぎ,扇の要に向かうような坂道を登りきると旧市街のメインストリートに出る。主要な建築物がここにある。ウィークエンドが近いためか、移動式の遊園地の組立が始まっていた。両側にはブランドショップが並んでいる。 広場の大噴水Fontana Maggiore、そして大聖堂を越えて階段を下っていくと,ローマ時代の水道橋がある。今もなお市民の道路として使われているのは驚きだ。 写真をクリックしてスライドショーでご覧下さい。 Piazzettaというレストランを探して、坂の迷路のような細い路地をさまよった。見せの前にメニューを出しているのでお店と分かるが、それが無かったら多分探し当てるのは難しい場所だ。看板が出ているはずだと言う先入観で歩くと本当に迷ってしまう。これはイタリア全般にいえる。銘柄は忘れたが、ワインがとても美味しかった。もちろん料理も。お昼時だったので突然小学生の団体が入ってきて2階に消えていった。先生らしき人がお客さんがいるので静かにと注意している。こんなレストランで小学生が食べるのかと驚いた。 |
更に今度は登って行くと、ペルジャ大学があり、その奥にはイタリアで最も古い円筒形をしたユニークな教会がある。近くには見張り台のような門があり、丘の上のペルージャの街が一望できる。この景色を年代別に色づけしてみると、きっと、この街の積層された時間が見えてくるに違いない。 アパートCasa Vacanze Signaは実に快適だった。広いワンルーム、オーブン付キッチン、アパートであるにも係らずバスタブ付、2つの窓からは眼下にウンブリアの山並みと新市街が遠くに見え、とてもK持ちがよかった。値段もリーゾナブルだった。そうそう、すぐ近くにLavanderia Self Service、つまりコインランドリーがあったし、特徴のあるミニ・スーパーマーケットがいくつかあって、5日間の滞在中、とても便利だった。
【概略の行程表(ご参考);シチリア情報の頁、2009/10データ】 | ||
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