この街の歴史は紀元前3000年に始まると言うから、その人たちはシチリアの先住民であったに違いない。しかし、この山奥の谷をはさんだ小さな二つの丘陵に、どうして街ができたのか、不思議でならない。入り組んだ道路と民家が密集する中に、ラグーサ地区の大聖堂はほぼ中心にそびえる建物だが、威風堂々である。狭い空間から写真が取りにくく、気が付いたら3枚しかとっていなかった。 |
散策していると、声をかけてきた老人がいた。若いころには大阪に働きに行ったことがあるというのだ。驚いた。この山奥の人がなぜアジアの果ての大阪に来たのか?「まっすぐに行くと大聖堂だよ」と教えてくれた。道が入り組んでいるために道に迷った。やっとのことで循環バスの停留所を見つけ乗った。ターミナルではカターニャへの長距離バスへの連絡が悪く、1時間待つ羽目に。 |