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(aprile, 2003 7 slides) ミラノから列車ICで約1時間、ディセンツァーノ駅(Desenzano di Garda)に着く。小さいがいわばガルダ湖の玄関、美しい街である。シルミオーネまではタクシーで20分程度、半島の途中から先のホテル・オィーヴィまではやっと車が一台通れる狭い道を行く。
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シルミオーネはガルダ湖に突き出した細く短い半島の街である。ガルダ湖自体はイタリア一の大きな湖で、北の大きなドロミテ山塊に冷風をさえぎられて地中海性の暖かい気候に恵まれる。加えて深く澄んだ青く美しい湖水が魚や動植物を育んでいる。 宿泊したHotel Oliviは、その名のとおりオリーブの木々に囲まれて、小高い位置にあってガルダ湖を一望できる素晴らしいところだ。周りには大小、たくさんのホテルがあるし、工事中ではあったがTermiもあり、とても素敵な環境である。 小高い丘を越えて岬まで行くと、カトゥッロの洞窟(Grotte di Catullo)と呼ばれるローマ時代の遺跡がある。ちなみに、このカトゥッロとはローマ時代の詩人で、こよなくシルミオーネを愛した人にちなんで名づけられたようだ。 この岬の沖合いには温泉湧き出し穴(Fonte Termale Bojola)があるという。このあたりは一面がオリーブ畑であり、その軒先を借りるように小さなホテルがいくつかある。写真の門は、その近くにある五つ星のホテルだが名前は忘れてしまった。うっそうとした森の中にあり素敵である。 朝晩、この岬に向かって散策に出た。オリーブの木々は野鳥を数多く集める。いつ行ってもさえずりが聞こえてくるのはとても楽しく、いや、うれしくなる。鳥たちがとても人懐っこく、美しい自然と調和して人間もここに生かしてもらっていると思える。いつか長逗留するとしたら、この地を選びたいと思ったほどだ。 |
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では、旅をする気分でお楽しみ下さい。 |
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