サヴォイヤの館から約1時間ちょっと列車にのる。時刻表ではAosta行きとなっている。念のため、車掌に聞くと、どこかでバスに乗り換えろと言っている。確かに***駅から10分ほど行ったところでバスに乗換え、そこから約1時間かかった。乗客がここでだと教えてくれた駅の先は路床が草の中に埋もれていた。バスは急峻な岩山の間を縫って走る高速道路を快適に走った。 サヴォイヤの館は、マッターホルン、モンブランの登山口の街、スイス、フランス、ドイツへのアルプス越えのいわば要衝として栄えた。盆地の中にある小さな街だが、古代ローマ時代の遺跡が多く残ることから過去の反映ぶりが忍ばれる。 街は駅を中心として500m四方で歩いてまわれる。駅をおりてまず、***へ向かう。途中で市にでくわした。イタリアでは、よく見かける光景だ。残念ながらお目当ての場所は工事中で外からはわからない。痛みが激しいのか?ローマ劇場跡も工事中であったがこちらは概観することができた。しかし、この小さな村に、古代にこうした大きな施設があったのは不思議に思える。途中の教会は相応にかわいい物であったが、歴史を感じさせるたたずまいだった。 黒い犬がまつわりつくようにやってきた。頭をなでてやると去ろうとしない。人なつっこい。 では、旅をするような気分でサヴォイヤの館写真集もお楽しみいただきたい。 イタリア地図はこちらからどうぞ。 |
(22, aprile, 2001 6 slides) |
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