ペルージャからバスで約１時間半、トーディは丘陵の頂上にある小さな街だ。１時間もあれば街を回れる。丘陵の下でバスが留まってしまった。終点?と運転手に聞けば歩いて１５分ほどで頂上に行けると言う。言われるままに歩き出すと他にも歩いている人たちがいた。理由は歩いているうちにわかった。とても周囲の景色が良いのだ。歩いて降りてくる人もいる。

頂上に着くと大きな教会がいくつもあった。観光客はこの景色と教会とレストランを目当てにやってくるのだ。お目当てのレストラン行くと予約してないので満席だと断られた。それでも何とかと粘ると３０分待ってくれと言われ待つことにした。実際は１５分程度で空いた席に入れてらう。本当は田園風景が眼下に広がる席が良かったが、空いている隅の席になってしまったが、しかたがない。

Umbriaというこのレストラン、とてもおいしかった。アンティパストミスト、チンギアーレ、サリシッチャ、すべてが美味しかった。この景色が添えられれば人気がでるはずだと思った。

この小さな街を一巡りしてバスを頂上の停留所で待つことにしたが、肝心のバスが時間になっても来ない。他にも待っている人がいるが諦め顔だ。一体、どうなっているのか?来ないと、この後、２時間後と言うことになる。１時間待っても来ないので丘陵の登り口の停留所まで行った。待合所の店員に聞くと送れているのだろう、すぐ来るはずだと言う。指差す時刻表をよくよくみると古いのだ。事前に調べてきた１７時の最終バスを待ち、やっとのことで乗れた。ひやひやものだ。困ったらたずねるしかないが、当てにせず、次善の策も考えておこう。