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トラーパニはパレルモからバスで1時間半、シチリア島の西の端にある港町だ。追い込みマグロ漁と塩田で有名である。実はもうひとつ、きれいな夕日と料理のクスクスがお目当てでもあった。 バスの時間の都合で夕日まで待っているわけにはいかなかった。日の入りは遅いのだ。パレルモに返ると夜遅くなってしまう。次回の楽しみと言うことにした。ここから500km先、夕日の先はアフリカである。地中海の地平線に沈む夕日をみたかったが。.. 近隣の島への高速艇が停泊する港の一角のレストランで昼食をとる。もちろんクスクスが目的。パスタ生地を粒子状にして茹で、独特のソースで食べる。アフリカの料理だと言う。ツーリストメニューのアンティパストはお好みで食べ放題、セコンドに焼き魚を注文。しかしプリモで出てきたクスクスを見て、こりゃだめだとさとった。ボリュームが多くて食べられそうもない。半々食べてお腹一杯になった。 トラーパニの半島の先端は地中海に突き出しており、左はアフリカへ、右は地中海経由で欧州大陸へとつながる。この位置は地中海文明、ローマ帝国時代を経て中世に至るまで海洋文明の拠点となってきた。様々場面で登場する理由が、ここへ来て始めて分かった。この日は強く、地中海にしては珍しく荒波が押し寄せていた。 シーズンオフのせいか、街は落ち着いて静かである。お昼休みのこともあって通りは閑散としていたが、メインストリートはブティックが建ち並ぶショッピング街になっていた。夏のシーズンには多くの人で賑わうことが想像できる。 |
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【概略の行程表(ご参考);シチリア情報の頁、2009/10データ】 | ||
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