バーリ空港からなら車で1時間、ローマからだとESで約6時間、FSのテールエンドの街だ。 プーリア州の中心都市の1つだが、バロック建築の旧市街地はひときわ輝いている。2km四方の旧市街には約40の教会があり、ローマ帝国の輝きだけではなく、ビザンチンやイスラム、ギリシャ、スペインなどの混合文化の落ち着いたたたずまいを醸している。穏やかな街の風情や多様な肌の人々は、北の諸都市とは異なり、どこかほっとさせる。 写真の旧市街の建築物が、それを感じさせてくれよう。毎日のように散歩したオロロンツォ広場や***通りは、夕方ともなると、散策する観光客でいっぱいになリ、それは深夜まで続く。 |
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我々が1ヶ月滞在した「Apartament Stelle Di Una Volta」は、名前のとおりパラッツォを改造したとても中二階のある広いワンルームだった。Stelle、つまり星だが、ドーム型をした石の天井に星の模様が二つ認められる。家主のEmma Lalaさんによれば、ご主人がアンティークが好きで、この石の建物を選んだそうだ。 しかし、旧市街で一等地だが、周りが建物で差し込む光が少ないのが偶に傷だ。それでも広々とした空間にのんびりとさせてもらった。Emmaさんの気遣いも有り難かった。携帯のSNSで連絡しあうのも面白かった。頑丈で陽気なFelicettaさんが週一回部屋のお掃除に来てくれたが、楽しそうに仕事してくれて気持ちが良かった。 この街が今回の拠点である。 2008/5 |